Technical Guidance Part-1


Contents

 1 リアルパース・・・リフォーム向き外観・1点~4~6点セット

2Dパース・・・新築向き立面カラー<4面>

プレゼン・・・修繕仕様のビジュアライズ・パネル

プレゼン・・・リノベーション提案パネル

テクニカル・イラスト・・・図面に代わる”図説”

販促ツール・・・チラシ・DM・営業支援・ホームページ強化



1 リアルパース・・・リフォーム向き外観・1点~4~6点セット 

1-1 リアルパース→シングル(マスター版)

現況写真をパース用にレタッチ(画像修整)後、デザインに合わせて作成したカラー・マスク(色版)と合成します。「シングル」は1点の意味ですが、これを基にA3サイズに4~6点展開し「プレゼン・パネル」に仕上げます。

 

一般的な戸建~小規模集合住宅は1~2トーンカラーです。

背景の空や隣家は現況利用も可/事前に()な消し込み・アオリ・明暗調整など写真修整を行いましょう。


 

消し込み 車両ナンバー・下着などの洗濯物ほか個人特定物・少量の電線消込みです。上の現況写真の電柱2本・電線影など消込みや復元が多い場合はムリをせず残しても構いません。

現況写真はマニュアルを参考に自身で撮影してください。

建物撮影の簡単マニュアルPDF版を提供!

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★プロテク写真の撮り方 .pdf
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1-2 リアルパース→プレゼン・パネル

実際の提案では4点セットのパネル(A3判)が標準的です。

例えば、1⃣ 2⃣お客様の希望色、3⃣ 4⃣自社の提案色・・・などで組み合わせできます。

下のように、各パース右にカラーチップを陰影付で設定していますので、塗色見本帳と照合してみてください。(日本塗料工業会発行:標準色準拠)


PCディスプレイと塗装色は原理的に異なりますので、最終的には「板塗りサンプル」で決めるようにしましょう。

決めたカラーチップに最も近い色番号でそのまま外壁塗装を行った場合、思ったより派手に見える傾向があります。板塗りサンプルでは色番号より彩度を落としたものも作成し、見較べるようにしましょう。

上のマンセルでは内側や下側が該当します。



リアルパース(下の中央・完成予想図)と、完成写真(下右)を見較べてください。

写真レタッチとマスキングによる合成とのマッチング技術により、市販の”着せ替えソフト”とは異次元のリアリティが表現できます。

次のページ QA でもサンプルがあります。



2 2Dパース・・・新築向き立面カラー<1~4面> 

CAD-3Dパースソフトで、時間×コスト=”それなりイメージ”より、2Dカラーパースの方が”らしさ”やコスパ的にも優利でしょう。

特に複数のPLANをプレゼンする際には、詳細な設計図なしでもできる2Dパースが使いやすいと思います。

 

基にする素材

立面図など設計図をPDF変換ファイル(外形線以外の引出線などは削除希望)またはベクター線画でパワポに貼付したもの/立面図がない場合は下中央のようなアウトライン図を作成します。


↑上写真の例 2Dパース・1点(南・玄関方位)     下写真の例 2Dパース・4点方位(東西南北)

同モデルの建築例 モノトーンを基調に窯業系木目サイディングと漆喰調(実際は塗装)でコーデの外壁。玄関周りは特にこだわっています。


 3 プレゼン・・・診断+修繕仕様のビジュアライズ・パネル 

分かり難い設計図や仕様表、そして内訳項目で分厚い見積書!を一目で理解できるよう、ビジュアライゼーション()の考え方で制作するプレゼン・パネルです。

 

『とても分かりやすく家族全員で理解できた。こんな提案は初めて!』といったエンドユーザーからの感想や受注成果を重ねることで、専門用語をはじめ文章や表組みがどんどん減り、可視化はその域に向かっています。価格競争のスパイラルや、プレゼン苦手から脱却できるツールです。

 

 

・現況調査記録・修繕予定概要(サマリー)・同施工例写真を準備します。

・完成予想図1点の挿画を推奨します。

・施工や工程の事例写真の貸出しも可能です(人物写真は除きます)。

 

 ビジュアライゼーション 膨大なデータ、論理・分析数値あるいは現象・事象・関係性を”ひとめ見て理解”できる画像/グラフ/図などにすること。視覚化、可視化情報化、視覚情報化の意味もあります。参考:Wikipedia


↗文章や数値を極力減らし、事例画像や想像図で可視化。それらのパーツをグリット・パネルにレイアウト中のイメージ。右上が完成したプレゼン・パネル。


 実際の診断個所の一部と施工中の写真  ↓ビフォーアフタ(中央はプレゼン4点のカラーPLANから選ばれたパース)


💚名入れ

←左記がヘッダー部分の標準的な名入れレイアウトです。


💚プレゼン・パネルの他に写真集や見積書もセットがおすすめです。

↘製本用コクヨレールフォルダ(通販)



 

4 プレゼン・・・リノベーション~新築PLANパネル 

 一般的に新築など規模も工事金額も(住設メーカーの仕入れも)大きい場合は、メーカーや商社がプレゼン制作を代行してくれます。それに較べリノベーションは規模が小さく、その割にメーカーも多岐にわたりますので、これを一式まとめるのは大変な手間=費用がかかります(・・・かかっているはずです)。

常勤の社内スタッフがいると良いですね・・・。

 

効率良く⇒事前準備 図面、写真、カタログ・キリヌキなど画像(JPG・PNG形式)のパーツ。カタログからのキリヌキ画像は、パワポなどにハガキサイズ程度の大きさで型番などが分かるようにまとめて貼り付けておきましょう。


↗↘実際のビフォーアフター。アパート2世帯分を”自家用”にリノベし、機能重視の二人住まいに大変身です。(↓キッチンの引出し開閉画像は合成です)

リノベ・プレゼン(25坪規模・A3判・1枚) 材料やカラーが選択できるようなサンプル貼付やレイアウトを行っています。

↗↘実際の「売却物件」例。Panasonic住設、Pana.照明、ノーリツGAS、サンゲツが一堂に揃ったプレゼン・パネル。売却物件の”カタログ”代わりにも。

新築プレゼン各種パネル・・・配置/住設/内装/外構などに分けてパネルにします。


 

5 テクニカル・イラスト・・・図面に代わる”図説”

2.5次元図説・・・鉄支柱補修例

完成予想図(修繕図など)・・・階段例外壁例


完成予想図・・・鉄骨階段例

改良工法図・・・通路手摺壁例

改良工法図・・・浸透桝例


一般的な物件「ファクトシート」のような間取図ではもの足りない!?

もっとグレードや価格に相応しいデザインで・・・。 間取りPLAN・・・戸建2階・30坪の例



 6 販促ツール・・・チラシ・DM・プロモーション・ツール各種 

目的、手段、予算、期待するレスポンス・・・双方向でコミュニケーションを深め、心意気を合わせ、効果的な販促作戦を展開いたしましょう!!

チラシや販促物は、上下の作例のように文字文章(コピー、タイトル、キャッチフレーズなど)、写真、地図、ロゴマークなど様々なパーツ(素材)で構成されています。

 

・少枚数のカラーコピーでも利用できる四方余白付のレイアウトが標準です。

・アプリ=ワードまたはパワポで制作します。

・新聞折込=元版A3サイズはB4判折込用に縮小可能です。印刷業者で対応可能。


↗”価格競争”とは異次元のリフォーム・チラシ事例。↓老朽化=空室増多の経営課題に”撲滅”スローガン!(DM事例)。

 

商談では、「ビフォーアフター」は具体的で強力な営業支援ツールです。

タブレット利用のケース! お客様に本機ごと貸出し、ご家族皆さんで見ていただくことで業績アップにつなげています。中には、「プレゼン」一式の他に「ビフォーアフター」をぎっしり収蔵。某営業マン曰く『タブレット端末の返却日は、工事内定の日』とか。単身赴任のご家族にもPDFで添付メールや製本セットの提供も欠かすことはないそうです。

ビフォーアフタ-・・・A3 工事前後と工程などの写真類で編集。「工事報告書」として施主様へ提出するケースもあります。

 

ホームページの「実績」or「ビフォーアフター」は、お客様が知りたい核心の情報です!

『前後の変化を知りたい、ビフォーアフターが見たい』

 建築は商品の売り買いと違い「受注⇒製造(工事)」で、”モノができる前に買う”ため、エンドユーザーにとって施工事例や事業歴を知ることは最も大事な判断基準になります。

 実績画像は”百聞は一見に如かず”。ライブラリー、アオリ補正、レタッチ修整の”身だしなみ”から心掛けいたしましょう。



事例画像は企業名や所在地、物件が特定できる表現、価格表示部分などは修整しています。

 


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